キイチゴには大きく分けてラズベリーとブラックベリーの2種類があり、どちらもバラ科イチゴ属の植物で古くから欧米で親しまれています。
欧米で品種改良されたラズベリーは、赤・黄・黒・紫とさまざまな色があり、最近ではとげなしや、とげの小さい品種や、鑑賞用のキイチゴも出回っています。
ボイソンベリーはラズベリーとブラックベリーとの交配によってできた品種で、濃い赤紫色の果実がなります。
 ラズベリー、ブラックベリーはブルーベリーと同様家庭果樹向きの小果類です。
品種改良されたラズベリーは、キイチゴ類のなかでも耐寒性が強く、夏が冷涼な地域での栽培に適しています。樹高が低く這い性で場所をとらず管理がしやすく、栽培が安易です。
ブラックベリーはキイチゴ類のなかでは耐暑性に優れているため、温暖な地域での栽培に適しています。ラズベリーの花が終わる頃、さくらに似た花が咲き、赤い果実が完全に黒に変わり光沢が増してきたら収穫時です。

よねだ農園にも暑さに若干強い新しい品種(大きな果実がなります)のラズベリーが、
4月の終わり頃、かわいい小さな白い花を密に咲かせ、5月には大きな透けるような赤い色に色づき果実が熟してきます。熟すと手で触って花托(かたく)から簡単に離れるようになったら収穫時です。
成熟した果実は香りが強く、まろやかな酸味があります。
果実は痛みやすく、変色しやすいので収穫時期、保存には注意が必要です。

 

 日本では、ジャムというと朝食でトーストに塗ったり、ヨーグルトに混ぜて食べるものというイメージが強く、イチゴジャムやオレンジマーマレードが主流。最近色々な果実のジャムも一般的になってきました。
ジャムは16世紀に日本に入り、一般的に食べられるようになったのは、戦後、学校給食でパンが取り入れられてからで、急速に家庭にも普及しました。
コンフィチュールは新鮮な素材をできるだけ生かしたフレッシュでフルーティーなものが好まれているようです。
フランス語のコンフィチュールを直訳すると「果物の砂糖煮」と言う意味になります。
ヨーロッパに初めて砂糖が渡ったのは、紀元前320年頃。
その後十字軍のオリエント遠征でヨーロッパに広がり、自家製で砂糖と果物を煮込んだジャムが、貴重なものとして上流階級の人々のテーブルに並んだようです。
「コンフィチュール」という言葉はラテン語で果物に砂糖を加えて煮詰めたという意味の(conficere)が転じたものだといわれています。
13世紀〜14世紀にはフランス全土で広まり、この頃のタイユヴァンの料理のレシピにも記されています。
最近のコンフィチュールブームは、フランスのクリスティーヌフェルベールさんが作ったコンフィチュールからきています。フランスのアルザス地方で新鮮な果物を利用して作られています。種類はなんと百数種類!!!
果物が取れる時期に合わせてそれぞれのコンフィチュールを作ることで新鮮かつフルーティーなものを作り上げているそうです。

フランスはもとより日本でもコンフィチュールをお菓子の一種として捉えているので、今やパティシエやショコラティエの必須アイテムのようです。
パティシエが作り出すこだわりの品も美味しいですが、各家庭でもそれぞれ独自のものが、朝食やティータームに並ぶのもちょっと素敵です。
季節の旬のフルーツを単品まるごと使ったシンプルなものはもちろん、野菜と組み合わせたり、スパイス・ワイン・ハーブなどの他の素材でアクセントをつけるなど、色々楽しむことができます。
コンフィチュールは色々バリエーションが豊富なのでドレッシングやソースなど、いつもの料理をリッチなものに変えてくれることでしょう。

 

 ブルーベリーの摂取によって、夜間の視覚機能、暗順応機能を促進しいわゆる「夜目が効く」という効果が確認されています。ブルーベリー(アントシアニン)の研究は1915年くらいから始まったそうです。
第二次世界大戦中、イギリス空軍のパイロットが、実家から送られてくるブルーベリージャムをパンにたっぷりつけて食べたあとは、暗闇でも敵の飛行機がよく見えて戦果をあげることができるというのです。このことから、フランスやイタリアの研究者たちが、ブルーベリーの目に対する効果をより検討し始めました。
又、ある釣り人達のグループで「釣行直前にブルーベリーを食べると、浮子の動きがよく見える」と誰かが言い出して、釣行の直前にブルーベリーを食べることが流行したそうです。
研究の結果、1976年にはイタリアで、ブルーベリーの仲間であるビルベリーの色素アントシアニンを素材として、近視や夜間の視力低下を抑えるのに有効な薬品が開発されました。
その後、ウサギだけでなく実際に人間を使った実験もあり、眼精疲労を自覚している人たちに食べてもらったところ、「目の疲れが取れた」「肩こりや腰のこりがよくなった」などの報告がされたそうです。
 これらのことから、ブルーベリーは、コンピューターなどで目を酷使しがちな現代人の生活にぴったりと合った果物ということができるでしょう。

 

 ブルーベリーは神経細胞膜(脳細胞)に潤いを与えると言われています。
年をとるにつれて細胞膜は硬直し、脳内での伝達信号が一つの神経から次の神経へと伝わるのが難しくなりますが、ブルーベリーを食べると、伝達信号のプロセスが低下していくのです。
 タフツ大学のジェームス・ヨセフ博士らが1999年に発表したラットを使った実験では、月齢19ヶ月ラット(人間では70歳に相当)にブルーベリーエキスを与えたところ、棒の上を歩くことができる時間が延長し、迷路を用いた実験では記憶力が良くなったそうです。ブルーベリーには、脳を活性化させる効果があるのかもしれません。

米国健康情報誌“EnergyTimes”より抜粋

 

  ブルーベリーに多く含まれるアントシアニン(ブルーベリーの紫色の色素)は、ロドプシンの再合成を助ける働きがあります。ロドプシンとは、目の網膜にある紫色の色素で、ロドプシンに光が当たることによって生じる信号が脳に送られて[目がみえる]と、確認されます。長時間目を酷使し続けると再合成が間に合わずロドプシンが減少していきます。
ブルーベリーのアントシアニンを補給することにより、網膜の毛細血管の保護・強化・血液循環を向上させる効果も期待できます。

 このほかにも、ブルーベリーは健康機能性についての研究例が多く、毛細血管の保護・強化作用、循環機能改善を始め、糖尿病性網膜症の予防効果、白内障の予防、血栓や動脈硬化の予防、コラーゲン安定作用、発ガン予防効果などが報告されているそうです。
 これらは、ブルーベリーに含まれるポリフェノール類(アントシアニン、フラボノール配糖体、クロロゲン酸、プロアントシアニジンなど)がもつ抗酸化作用によるものとされています。今後も研究が進めば、さらに多くの機能性が発見されるかもしれません。

 
     
 
メインページのみが表示された場合はこちらをクリックしてください。
 
Copyright (C) 2011 よねだ農園 All Rights Reserved.